ささやかな仕事の雑記

奈良に住んでるおっさんの仕事の話

Excelのマクロを使わない理由

異動して1週間。異動先は計数管理的なこともする為、各種多様なExcelファイルがある。代々の担当者から引き継がれてきた代物である。これらを見て気づいたのが、思いのほかマクロがないということである。

代々の担当者の中で私が一番なところがあるとすればExcelのマクロを作る力。このファイルのこの部分をこっちのファイルのこの部分に貼り付けとか、どんどん自動化した方が仕事がはかどるはずだ。では早速・・・というところで考えてみた。代々の担当者の中にはマクロぐらい作れる人もいたはずである。にも関わらずマクロ化していないのは、これはあえてマクロ化していないのではないかと。

マクロ化していると例えば表のレイアウトが変わったりするとマクロを修正しなければならないことが多い。ところがExcelのマクロというのは大抵の場合、作った本人にしか分からない代物であることが多い。情シスにいる時はよくそういうのの相談を受けて、素人の書いたマクロに辟易しながら解読したものである。

マクロ化してないと表のレイアウトが変わってもあまり問題ないことが多い。範囲選択してコピーする際の選択範囲が変わる程度である。貼り付ける時のセルが変わる程度である。他人に引き継ぐのが容易なのはどちらなのかは明らかである。

それにマクロ化してしまうとだんだん表の意味が分からなくなるが、手作業で切り貼りしてるとだんだん表の意味が分かってくる。マクロ化されたファイルは必要かどうか分からないまま残されているものも多い。意味が分からないから必要かどうかも分からないのだ。

てなこともあるのかなと思った次第。まあ結局複座な計算式は解読しなければならないんだけどね。その他、存在しないファイルへのリンク、馬鹿でかいファイルサイズ・・・^^;