ささやかな仕事の雑記

奈良に住んでるおっさんの仕事の話

職場の改善提案制度について

改善提案制度がある職場というのは多いと思うが、制度はそれぞれ、運用もそれぞれだと思う。私の勤め先では実質的には提案制度ではなく報告制度である。つまりこういう改善をしてこういう効果が出たということを報告する制度である。提案は別にする必要がある。

 

さてこういうものが提出を義務付けられて、強制されて、逐一出せ出せ言われるようになると、当然のことながら質の低下を招く。取りあえず何か出さないといけないからといって、適当にしょーもないものを出したりするのである。

 

そういった時に事務職にとって重宝されるのが、Excel である。ちょっとしたマクロを作ったとかというのを出すのである。作業時間が減ったとか何とか適当に丁稚上げるのである。結果として各職場に訳の分からないマクロのついたExcelファイルが大量に発生することになる。作った人間が辞めた日には目も当てられないし、そもそも非常に程度の低いマクロで重要な業務がまわってたりするのはすごいとしか言いようがない。

 

挙句の果てにそのExcelを印刷してそれを見ながら画面に入力するのは二度手間であり、二重行政と同じだから改善せよ、Excelのデータをそのまま取り込むようにしろとか言ってきたりする。悪夢でしかない。取り込むのに必要な項目が揃ってて、取り込むのにエラーにならないデータになってればまだよいが、そんなことはまずない。

 

いや、その話は長くなるので止めておこう。訳の分からない制度のせいであほみたいなExcelのマクロがどんどん増えていってしょーがないという話である。そんな改善提案制度だが、紙で提出されたものをExcelに入力して管理しているそうである。まずそこを改善したらどうなんだ。そんなんだから結果が返ってこないのではないのか。

 

おそらくは Excel の書式で提出させて、それを取り込むようにしろと言って来る日も近いと思う。やれやれ。